病気:心筋梗塞

FCC トップ 哀犬の自己紹介 庭の花 EMC:電磁環境両立性 病気・心筋梗塞 アマチュア無線・HAM お宝 or ジャンク? リンク集 サイト・木更津・作者について JA1FCC無線日記

私が59歳(2003年)のときに経験した心筋梗塞について入退院から現在までの 薬とコレステロール値や体重の変化について書きました。
参考になれば幸いです。

事前症状

事前症状1

私は普段歩くのは遅くないのですが、体がなぜか分かりませんが、速く 歩こうとしないのです。出張時、電車を降りて歩き始めても同僚から遅れて歩いている自分に気付き 、なにかおかしいなと感じました。

事前症状2

日曜日、ひとりで車で買い物に出かけた時、何か息苦しいように感じ ました。飲み物でも飲めばすっきりすると考えて、近くの100円ショップでコラーゲン入りの ドリンクを買いました。車に戻り、飲む頃には、息苦しさは今まで経験したことないほど ひどくなっていました。このままおかしくなってしまうのかな?と考えながらドリンクを飲 みました。すると、息苦しさはやわらいでいき、普通になりました。

病院

上総記念病院へ

月曜日、会社を休み、朝、娘を学校へ送り、その足で上総記念病院へいきました。 息苦しさは全然無く、普段と変わらない状態でした。

診察

体重測定や血液採取等検査が終わり、結果を待っていると、先ほどの血液 検査は上手くいかなかったのでもう一度行います。と呼ばれ再度、採血される。しばらく待っていると こちらへ来て下さいといわれ、すぐ近くの小さい部屋に案内された。部屋にはベッドが一つあった。 先生が来るまで、横になっていてくださいといわれる。ちょっと不安になるが、ベットに座って待っている。

診察結果

結構時間がたったように感じたが、先生が入ってきて、すぐにこう言った。 心筋梗塞の疑いがあります。救急車を呼びましたので、君津中央病院へ行ってください。えっ! だって車で来ていますけど?車はそのままで結構です。君津中央病院までは看護婦が一人付き添います。 ご家族の方へ連絡してください。あわてて家内へ連絡する。

君津中央病院

救急車で運ばれると、手術の用意をした先生方や看護婦さん達が待っていた。 看護婦さんが手早く着ていた下着まで全てとり、おしっこをとる管を差し込まれる、いたっ!と感じたときには 終わっていた。すぐにエコーの検査が始まる。先生から,夕方、手術しますといわれる。 点滴を受けながらナースステーションの隣の部屋で待つ。家内も駆けつけた。

手術

右手首の血管からカテーテルをいれる。部分麻酔なので、先生や看護婦さんの やり取りは良く聞こえる。造影剤をいれます。体が熱くなるように感じます。と言われ、造影剤が入れられ 、ちょっとかーっと熱くなる感じがした。上のほうにモニターがあるが、近眼なので よく分からない。ステントを入れてカテーテルを抜き、止血の為、そこをを圧迫する球のようなものを 手首に取り付け、手術は終了。

手術後

手術後ナースステーションの隣の部屋に入る。私は急に入院したので、 他にベットのあいている部屋が無かったのでこの部屋になっていると考えていた。家内から入院を知った会社では お見舞いの為、病院へ電話したところ、この部屋は面会謝絶、電話もだめと聞き大騒ぎとなった そうだ。次の日、気がつくと肩がすっきりしている。肩こり感がぜんぜん無いのだ。手術の せいかもしれないと思った。また、トイレは点滴を引っ張っていって、用意された自分のしびん へするようになったので、管もとれ、大のほうもベットでおまるを使うことはなかった。 手首を押さえていたものも2日後くらいにははずしたとおもう。 3日くらいで、ベットの空きが出来、そこへ移る。電話が出来るようになったので、公衆電話から 会社に電話をし、前述の大騒ぎを聞かされる。いたって元気であることを伝える。 その後、廊下をあるいたり、階段をのぼったりする退院前のプログラムをこなして、10日 位で退院した。会社もすぐに出勤した。

退院時の注意

退院時に先生から言われたことは、しばらく急激な運動は避ける。塩分注意、 油っぽいもの注意であった。 その後、肉の脂身は食べないように、ラーメンや麺類のつゆ、それに味噌汁の汁は飲まないことにした。 家での食事も魚や野菜がメインとなり、醤油は減塩醤油にした。

通院

毎月指定された日に病院へ行く。薬を処方してもらう。血液検査やエコー検査をしたときも あった。手術後一年の検査入院も手術と同じであった。カテーテルを入れ、造影剤で血管の様子を確認する のだ。これも、まあパスした。先生から街の病院へ通院するように言われ、家の近所にある循環器系のワイスクリニックへ 決める。

薬と体重

手術後は5種類くらいだったと思うが、退院時からはレニベース(血圧の薬)とバイアスピリン (血液さらさらの薬)とガスター(胃の薬)を朝食後に飲んでいた。

薬の追加/変更

毎月一回、ワイスクリニックへ通院し、同じ薬を処方されていたが、2008年先生が お亡くなりになり、 新しい先生になった。私は2009年1月より、夜食後、クレストール(コレステロール の薬)も飲むように処方された。今まで5年と半年間、レニベース、バイアスピリンにガスター を朝食後飲んでいたが、それに夜食後クレストールが追加になりました。
2011年6月の人間ドックの結果、コレステロールをあまり減らしてもいけないという先生の話があり、 クレストールがリバロに変更になりました。

薬が減る

2009年5月頃から立ちくらみが多くなりました。先生の指導でレニベースを7月から 半分に割って飲み始めました。レニベースは8月に半分の量の錠剤になりました。9月からレニベースは 飲まないことになりました。朝、起きた時と夜寝る前に血圧を測っていますが、現在、上は130位、 下は65位です。立ちくらみも無くなっています。

2009年体重減少 2010年体重微増 2011年?

発病前の体重は64kg位でした。クレストールを飲む前の12月も64Kgくらいで変っていませんでした。 2009年1月クレストールを飲んでから月に約1Kg体重が減り、8月の平均体重は56.6kgになりました。 体脂肪率は21.5から14.2へ、内臓脂肪率は9.0から5.2へ、BMIは22.6から20.1になりました。 本当にやせました。ズボンはぶかぶかになりました。基礎代謝は1366から1295になりました。 やせたのは薬のせいですか? と先生に尋ねましたが、先生の話では薬でやせたのでは無いと言っていました。 もし、薬でやせるなら家内も飲みたいそうです。 2009年12月の平均は体重が54.3Kg、体脂肪率が12.2、内臓脂肪率が4.0、BMIが19.2、基礎代謝が1273に なりました。2010年1月の平均は体重が54.6Kg、体脂肪率が12.3、内臓脂肪率が4.03、BMIが19.4、基礎代謝が1275に なっています。ちょっと落着いた感じになってきました。
ところが2010年12月には体重が57.6Kg、体脂肪率が14.7、内臓脂肪率が5.5、BMIが20.4、基礎代謝が1304になっていました。 安心して一年間、間食が増えた事も原因の1つと思います。体重も上向きなので、2011年1月から、一日一万歩以上歩く事にしました。 朝と夕方の犬の散歩の距離を伸ばしました。結果、今まで一時間弱だった散歩時間が、一時間半弱になりました。3月末で 体重は56.7Kgと増えるのは止まった感じです。

コレステロール値について

コレステロール値

発病前の年(2002年)の人間ドック時の血液検査ではHDLは32でLDLは132でした。 クレストールを飲む前の2008年 12月の血液検査ではHDLが39(基準は40以上)と少なく、LDLは132(基準は140未満) で多く、発病前とあまり変わらない状態でした。クレストールを飲んでから一ヶ月後の2009年2月の検査ではHDLが43 、 LDLが92になりました。2009年6月の人間ドックではHDLが48、LDLが83になりました。2009年12月の検査では HDLが56、LDLが75になりました。2010年6月の人間ドックではHDLが57、LDLが80でした。2011年6月の人間ドックでHDL64、 LDL62、総コレステロール136となりました。2011年10月の血液検査ではHDLが66、LDLが75でした。

LH比

2009年9月6日、TV朝日で「奇跡の生還スペシャル」という番組でLDLとHDLの比、 LH比という話をしていました。 要約は、LDL基準値140未満、HDL基準値40以上の基準値を満たしている 人でも心筋梗塞や脳梗塞になる可能性がある。近年LDL値とHDL値のバランスが大事であることが分かった。 LDL値をHDL値で割った値が1.5以下が良いとの事であった。 私の場合、クレストールを飲む前は約3.4、飲んだ後の6月の人間ドックの結果では1.73でした。もう少しである。 2009年12月の検査では1.34となり1.5を下回った。先生の話では血液検査では総コレステロールという項目は無くなっていき、 LDLとHDLコレステロール値の比が重要になるそうです。2010年6月の人間ドックの結果ではLH比は1.4になっています。 2011年6月の人間ドックではHDL64、LDL62でLH比はほぼ1となりなした。先生の話ではこのくらいが良いそうです。 2011年10月の血液検査ではHDL66、LDL75でLH比は1.14でした。先生もこのくらいが良いと言っていました。

病気になって

過信と血統

心筋梗塞になって考えると、母方では脳卒中で亡くなった おじさん、従兄弟では狭心症の人、バイパス手術を受けた人、私と同じようにステントを入れた人が いる。それを知ってはいたが、私の父方のおじいさんは88歳まで、父は93歳まで生きたので、 父に似ている私は気にせず、私もその位生きるだろうと、なんとなく過信していた。 その為、人間ドックでコレステロール値が高いといわれても病院へ行く気持ちにならなかった。 母方の血統も関係があるのかもしれない。しかし、私の兄弟4人中、私だけと考えると、 あまり関係が無いのかもしれない。でも親戚にそのような人がいたら注意するに越したことは無い と思います。

運動

発病前より、朝と夕方は45分くらい犬と散歩をしている。2009年3月退職後は近くへ出かける 時は自転車で行く ことにして車は載らないようにしている。他に特に運動はしていない。 ただ、30数年前に椎間板ヘルニアになり、入院しました。手術はしませんでしたが、今度、入院した 時は手術だよと先生に言われ、退院を許されました。その病院でおぼえた、腰痛体操は今でも週に 5回ほどしています。退院当時は一日に5回くらいしてましたが。退院後 2年位、針に通いましたね。 腰痛体操と針のおかげか、今まで再入院はありません。でも、運動はしなければと思っています。 2010年に体重が微増したので2011年初めから、朝と夕の犬の散歩の距離をのばしました。体重は基にもどりつつあります。 また、そのせいか分かりませんが、HDLも増えました。